２０１９年度第３回地域社会研究会のお知らせ

本年度第３回の地域社会研究会を開催いたします。 



 
今回の研究会では、一橋大学で労働社会学を研究してこられた倉田良樹さんをゲストに迎え、「労使関係制度の消滅とこれからの労働問題の課題」をテーマに議論します。

議論の土台となるのは、倉田さんが2006年に執筆された「雇用関係の社会理論」（博士論文）で、論文の要旨については、下のリンクをご参照ください。

大きな文脈でいえば、福祉と労働は密接に連動する地続きの2つの研究領域で、本来これらを統合的にみる理論的見地を必要としています。

たとえば、近年障害者雇用について政策の影響もあり、さまざまな議論が行われていますが、これを福祉側からの議論だけで考えることは不可能で、両者を統合する知見が必要です。

そこで、当日は、労働社会学の理論化に長く携わってこられた倉田さんとともに、労働社会学における理論状況を学ぶことで、広い観点からみるための土台づくりができればと思います。

倉田良樹「雇用関係の社会理論」（要旨）

http://www.soc.hit-u.ac.jp/research/archives/doctor/…

日時：2019年7月17日（水）17:30-19:30

ゲスト：倉田良樹氏（一橋大学大学院社会学研究科特任教授）

場所：一橋大学マーキュリータワー5階3509室

（終了後懇親会を予定しています）

※参加を希望される方は、事前にこちらのブログアカウントへお知らせください。

猪飼周平（世話人）
村田由佳（事務局）

 

２０１９年度第２回地域社会研究会の開催

本年度第２回の地域社会研究会を開催いたします。

 

今回は、ゲストに国際人権法がご専門の棟居徳子さんをお招きして開催いたします。
実務家や社会科学者にとって、人権という概念は決してわかりやすい概念ではありません。
というのも、人権は、元来人間に備わっている不可侵なものであるという形式をもちながら、現実には戦後になってようやく実効性を発揮してきたという複雑な性格をもっているためです。
そこで今回は、この分野の専門家である棟居さんとともに、実務家・社会科学者がどのように人権概念と付き合ってゆくべきかについて議論してゆきたいと思います。

日時：2019年6月20日（木）17:30-19:30
場所：一橋大学国立キャンパス　マーキュリータワー4階　3406室
※研究会後懇親会を開催する予定です

参加を希望される方は、事前に本ブログの連絡先アドレスまでご一報いただけると幸いです。

猪飼周平（世話人）
村田由佳（事務局）

２０１９年度第１回地域社会研究会お知らせ

今回は、社会保障法学者の菊池馨実さんをお招きします。

菊池さんは、伝統的な社会保障がもってきた社会的事故に対する所得保障という中核的理念に限界があるという認識に立って、より自律的な個人を実現するための支援を支える社会保障法の枠組みを構想しておられます。

今回の研究会では、その構想を示した論文「社会保障法と持続可能性」（2018年）の書評会という形式で、支援を支える法のあり方について考えてゆきたいと思います。
 
菊池馨実「社会保障法と持続可能性　-社会保障制度と社会保障法理論の新局面」（『社会保障法研究第8号、2018年）
 
日時：2019年5月28日（火）18:00-20:00
場所：一橋大学国立キャンパス　マーキュリータワー5F 3509室
※終了後に懇親会も予定しております。
※参加希望される方は、当ブログの連絡先アドレスまで事前にご連絡ください

猪飼周平（世話人）
村田由佳（事務局）

２０１８年度第３回地域社会研究会の開催

第３回地域社会研究会では、精神科医の森川すいめいさんをゲストにお迎えいたします。 森川さんは、学生時代よりホームレス支援に携わり、また自殺問題について、「自殺希少地帯」を旅されるなど、精神科医という枠を遥かに越えた実践活動・思考で知られる医師です。 これまでの実践について学ぶとともに、現在取り組まれているハウジングファースト、オープンダイアローグといったアプローチの重要性についても理解を深めたいと思います。 参加を希望される方は、本ブログ冒頭の連絡先アドレスまでご連絡ください 日時：2018年7月4日（水） 場所：一橋大学国立キャンパス（詳細はタイムスケジュール参照） ゲスト：森川すいめい氏（精神科医） タイムスケジュール： 第1部　特別講義　15:15-17:00（西キャンパス本館34番教室） 第2部　意見交換 17:30-19:30（東キャンパス　マーキュリータワー3509室） ※終了後、懇親会を予定しています。 猪飼周平（世話人） 村田由佳（事務局）

２０１８年度第２回地域社会研究会の開催

本年度第２回地域社会研究会は、自立援助ホーム湘南つばさの家を運営されている前川礼彦さんをゲストに迎えて、開催いたします。 社会的養護及びその周辺において、様々な事情により家庭で生活することができなかった少年・若者を如何に支えていくことができるかについて、現状を踏まえつつ議論していきたいと思います。 参加を希望される方は、本ブログ冒頭のアドレスまでご一報ください。 日時：5月23日（水）15:15- 場所：一橋大学国立キャンパス（詳細はタイムスケジュールの通り） ゲスト：前川　礼彦氏（自立援助ホーム湘南つばさの家　ホーム長） タイムスケジュール： 第1部 15:15-17:00　特別講義（会場：本館36番教室（西キャンパス）） 第2部 17:30-19:00　意見交換会（会場：マーキュリータワー3509（東キャンパス）） （今回は、終了後の懇親会はありません） 猪飼周平（世話人） 村田由佳（プロジェクトディレクター）

２０１８年度第１回地域社会研究会の開催

NPO法人ふるさとの会理事滝脇憲さんをゲストに迎えて開催いたします。 ふるさとの会は、山谷を含む東京5区において生活困窮者の包括的支援をしてきました。 http://www.hurusatonokai.jp/ 今回は、ホームレスをはじめとする生活に困窮した人々に対する支援のあり方について理解を深めるとともに、ホームレスの街としての山谷における経験をいかに次代の生活支援に引き継いでゆくかなどについて議論したいと思います。 参加を希望される方は、本ブログ冒頭のアドレスまで事前にご連絡ください。 日時：5月16日（水）15:15- 場所：一橋大学国立キャンパス（詳細はタイムスケジュールの通り） ゲスト：滝脇　憲氏（NPO法人ふるさとの会理事） タイムスケジュール： 第1部 15:15-17:00　特別講義（会場：本館36番教室（西キャンパス）） 第2部 17:30-19:00　意見交換会（会場：マーキュリータワー3509（東キャンパス）） （第2部終了後懇親会を予定しています） 猪飼周平（世話人） 村田由佳（事務局）

２０１７年度第３回地域社会研究会の開催

下記により開催いたしますので、参加ご希望の方は、ブログ冒頭のアドレスまでご連絡ください 今回のゲストは、SNSを活用した自殺予防（夜回り2.0）の活動をしておられるOVA（オーヴァ）代表の伊藤次郎さんです。 テクノロジーを活用して生活支援の可能性をどのように広げてゆくことができるかをテーマに議論したいと思います 日時：平成３０年２月７日（水）17:30-19:30 場所：一橋大学国立キャンパス東キャンパスマーキュリータワー3509室 猪飼周平（世話人） 村田由佳（事務局）