2019年7月7日日曜日

2019年度第3回地域社会研究会のお知らせ

本年度第3回の地域社会研究会を開催いたします。 



 
今回の研究会では、一橋大学で労働社会学を研究してこられた倉田良樹さんをゲストに迎え、「労使関係制度の消滅とこれからの労働問題の課題」をテーマに議論します。


議論の土台となるのは、倉田さんが2006年に執筆された「雇用関係の社会理論」(博士論文)で、論文の要旨については、下のリンクをご参照ください。

大きな文脈でいえば、福祉と労働は密接に連動する地続きの2つの研究領域で、本来これらを統合的にみる理論的見地を必要としています。

たとえば、近年障害者雇用について政策の影響もあり、さまざまな議論が行われていますが、これを福祉側からの議論だけで考えることは不可能で、両者を統合する知見が必要です。

そこで、当日は、労働社会学の理論化に長く携わってこられた倉田さんとともに、労働社会学における理論状況を学ぶことで、広い観点からみるための土台づくりができればと思います。

倉田良樹「雇用関係の社会理論」(要旨)


日時:2019717日(水)17:30-19:30

ゲスト:倉田良樹氏(一橋大学大学院社会学研究科特任教授)

場所:一橋大学マーキュリータワー53509

(終了後懇親会を予定しています)

参加を希望される方は、事前にこちらのブログアカウントへお知らせください。

猪飼周平(世話人)
村田由佳(事務局
 

2019年6月16日日曜日

2019年度第2回地域社会研究会の開催

本年度第2回の地域社会研究会を開催いたします。

 
今回は、ゲストに国際人権法がご専門の棟居徳子さんをお招きして開催いたします。
実務家や社会科学者にとって、人権という概念は決してわかりやすい概念ではありません。
というのも、人権は、元来人間に備わっている不可侵なものであるという形式をもちながら、現実には戦後になってようやく実効性を発揮してきたという複雑な性格をもっているためです。
そこで今回は、この分野の専門家である棟居さんとともに、実務家・社会科学者がどのように人権概念と付き合ってゆくべきかについて議論してゆきたいと思います。

日時:2019620日(木)17:30-19:30
場所:一橋大学国立キャンパス マーキュリータワー4階 3406
※研究会後懇親会を開催する予定です

参加を希望される方は、事前に本ブログの連絡先アドレスまでご一報いただけると幸いです。

猪飼周平(世話人)
村田由佳(事務局


2019年5月19日日曜日

2019年度第1回地域社会研究会お知らせ


今回は、社会保障法学者の菊池馨実さんをお招きします。

菊池さんは、伝統的な社会保障がもってきた社会的事故に対する所得保障という中核的理念に限界があるという認識に立って、より自律的な個人を実現するための支援を支える社会保障法の枠組みを構想しておられます。
今回の研究会では、その構想を示した論文「社会保障法と持続可能性」(2018年)の書評会という形式で、支援を支える法のあり方について考えてゆきたいと思います。
 
菊池馨実「社会保障法と持続可能性 -社会保障制度と社会保障法理論の新局面」(『社会保障法研究第8号、2018年)
 
日時:2019528日(火)18:00-20:00
場所:一橋大学国立キャンパス マーキュリータワー5F 3509
※終了後に懇親会も予定しております。
※参加希望される方は、当ブログの連絡先アドレスまで事前にご連絡ください

猪飼周平(世話人)
村田由佳(事務局)